それまで表現できなかったド派手な演出と、映画やドラマを支えてきた俳優たちの演技が合わさり、映画は大きくスケールアップしていきます。
日米ともに映画が華々しく輝き、質の高い作品が数多く作られた時代です。
ゲームではまだ表現できない、見たこともない光景がスクリーンにはありました。
最高の俳優に、最高の技術を全力で投入する。
その最先端を体感できる場所が、映画館だったのです。
だから邦画の名作を振り返ると、2000年代の作品が非常に多い。
映画が最も輝いていた時代。
今回は、そんな2000年代を代表する日本映画50作品を振り返ります。
2000年代邦画大作・ヒット作のトップ作品
踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
当時その「踊る大捜査線 THE MOVIE」は非常に大きな話題となって、興行収入101億円という大成功を収めます。
そして第2弾がこちら、2003年の「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」です。
日本国内での観客動員数1260万人、興行収入173.5億円、これは日本の実写映画で今も打ち破られていない数字です。
正直内容は色々と言いたいところがありますが、個人的に「踊る大捜査線」の大ファンです。
「レインボーブリッジ 封鎖できません」そのセリフは20年を超えた今も覚えている、そんな作品です。
2000年代邦画大作・ヒット作リスト

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
テレビドラマ映画の熱量を最大級まで押し上げた、2000年代邦画大作の象徴。

海猿 ウミザル
海上保安官たちの訓練と現場を、若さと身体性で押し切ったシリーズの出発点。

LIMIT OF LOVE 海猿
海難救助の極限と恋愛ドラマを大作娯楽へまとめ上げた『海猿』の決定打。

HERO
テレビの国民的人気をそのままスクリーンへ運び込んだ、スター映画の王道。

容疑者Xの献身
ガリレオ初の劇場版。頭脳戦の奥にある人間ドラマまで強烈に残る。

相棒 -劇場版-
長寿刑事ドラマを大規模事件へ拡張。テレビ局映画の勢いを象徴する一本。

デスノート
漫画原作の実写化を社会現象へ押し上げた、2000年代サスペンスの顔。

デスノート the Last name
前編の熱を一気に決着へ運ぶ後編。Lと月の対決が映画シリーズの核。

L change the WorLd
Lを単独主人公に据え、人気キャラクターをさらに映画へ展開したスピンオフ。

20世紀少年 第1章 終わりの始まり
巨大原作を邦画大作として正面から映像化した三部作の開幕。

20世紀少年 第2章 最後の希望
物語のスケールを広げ、終末へ向けて一気に加速する三部作第二章。

20世紀少年 最終章 ぼくらの旗
三部作を締めくくる最終章。2000年代末の邦画大作らしい物量と祝祭感。

ALWAYS 三丁目の夕日
昭和の町をCGで蘇らせ、懐かしさそのものを大ヒット映画にした代表作。

ALWAYS 続・三丁目の夕日
前作の世界をさらに広げ、三丁目の人々の暮らしをもう一度スクリーンへ。

世界の中心で、愛をさけぶ
セカチュー現象の中心。恋愛映画が社会現象になった2000年代の記憶。

いま、会いにゆきます
喪失と再会を真正面から描き、雨の季節の記憶まで作品の一部にした大ヒット作。

黄泉がえり
死者が戻るという設定を、恋愛と群像劇で包んだ2000年代初頭の話題作。

みんなのいえ
家を建てる。それだけで映画になる三谷幸喜らしい生活コメディ。

THE 有頂天ホテル
大晦日のホテルに群像を詰め込んだ、三谷幸喜のオールスター娯楽大作。

ザ・マジックアワー
映画撮影の虚実を遊び尽くす、豪華で軽快な三谷式エンターテインメント。

花より男子ファイナル
テレビドラマから続いた熱狂を映画館へ持ち込み、シリーズを締めた大ヒット作。

感染列島
感染症パニックを国家規模の危機として描いた、時代の不安を映す災害映画。

ごくせん THE MOVIE
人気学園ドラマの映画版。テレビで育ったシリーズを劇場で締めくくる一本。

GTO
90年代末から2000年代へ残った学園ドラマ映画化の記憶として置く一本。

ナースのお仕事 ザ・ムービー
人気テレビドラマを劇場へ。職業コメディをそのまま映画サイズに拡張。

アンフェア the movie
テレビドラマの緊張感を劇場版へ持ち込んだ犯罪サスペンス。

トリック 劇場版
独特の小ネタと怪奇ミステリーを大画面へ持ち込んだTRICK初劇場版。

トリック 劇場版2
シリーズの悪ノリと謎解きをさらに濃くした劇場版第二作。

チーム・バチスタの栄光
医療ミステリーをテンポのいい娯楽映画へまとめたベストセラー原作作品。

アマルフィ 女神の報酬
海外ロケとスター俳優で押し切る、2000年代末のテレビ局系サスペンス大作。

ハッピーフライト
空港の裏側を群像コメディとして見せる、矢口史靖らしい仕事映画。

UDON
うどんブームまで巻き込んだ、食と地方とメディアの2000年代娯楽作。

座頭市
北野武が時代劇を大胆に再構築。殺陣と音と色が強烈に残る。

どろろ
漫画原作を大規模VFXで実写化した、2000年代らしい冒険娯楽。

GOEMON
紀里谷和明の映像世界を時代劇へ持ち込んだ、CG大作路線の到達点。

妖怪大戦争
妖怪を総動員し、子供向けと怪奇と大作感を一つにした平成の妖怪映画。

西遊記
月9ドラマの人気をそのまま映画へ。巨大セットと冒険活劇で押し切る。

K-20 怪人二十面相・伝
怪人二十面相をレトロ未来都市で再構築した、国産冒険活劇の意欲作。

ヤッターマン
国民的アニメを実写大作化。2009年の派手な漫画実写化ブームを象徴。

戦国自衛隊1549
自衛隊と戦国を大規模アクションで衝突させた、リメイク系邦画大作。

日本沈没
国土そのものが崩壊する恐怖を最新VFXで再映画化した国家災害大作。

ホワイトアウト
雪山の閉鎖空間と巨大ダムを舞台にした、2000年代入口の国産アクション。

亡国のイージス
現代海上戦を正面から描いた、国家と自衛隊を巡る重厚な軍事サスペンス。

ローレライ
潜水艦戦と戦時下の幻想をVFXで描いた、2000年代中盤の戦争大作。

男たちの大和/YAMATO
戦艦大和を巨大セットとVFXで再現し、戦争映画を大規模興行へ戻した一本。

北の零年
北海道開拓を壮大なロケーションとスター俳優で描いた歴史大作。

武士の一分
木村拓哉主演で山田洋次時代劇を大ヒットへ運んだ、静かな剣戟映画。

たそがれ清兵衛
派手さではなく暮らしと人間を描き、時代劇の流れを変えた山田洋次作品。

クライマーズ・ハイ
日航機事故報道を追う新聞社を描いた、仕事映画・社会派ドラマの傑作。

おくりびと
納棺師という仕事を通して生と死を描き、国内外で大きな評価を得た一本。
2000年代邦画大作・ヒット作とは
そう言えるくらい、この時代の邦画が好きでした。
もし個人的に思い入れのある作品をひとつあげるなら、
「ALWAYS 三丁目の夕日」でしょう。
ベタかもしれませんが、とにかく大好きです。
過去の日本の良かった部分、きれいな部分、そして幻想の部分。
それをこれでもかと感じさせてくれる作品です。
そして、ネームバリューを考えて入れられなかった「隠し剣 鬼の爪」も完成度の高い作品です。
「みんなのいえ」「UDON」も、どれも懐かしく、また見たいと思わせてくれます。
語りだしたら止まらないのですが、それくらい大好きな映画が多い時代でした。
私にとって2000年代の映画は、今でも大事なものとなっているようです。