それが実感となって、体を燃え上がらせる。
細かいことは、どうでもよかった。
ただ、その時代を、その一瞬を刻みたかった。
頭わりいけど、誰にも負けたくない。
そんな叫びが、たまらなく好きだった。
だから、がむしゃらにロックが好きになれた。
歌がきれいなものじゃないから、
自分とそっくりだと思えた。
これがロック。
当時の日本が、熱く焼けていた証拠だ。
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80年代ジャパニーズ・ロックのトップ曲
THE BLUE HEARTS – TRAIN-TRAIN
聴くほどに、「好きだ」とわかる。
そんな曲は、そう多くはない。
そんな思いが込み上げてくるのが、THE BLUE HEARTS。
いつだって好き。
**「TRAIN-TRAIN」**は、どこへ向かうわけでもない俺たちを走らせた。
言葉にできない感情を抱えたまま、
言葉にできないまま走っていた。
ただ走っていれば、それで良かった。
栄光なんていらない。
でも、不器用でかっこいいままでいたかった。
注目の80年代ロック・アーティストリスト

BOØWY
BOØWYは、80年代のバンド像を一気に塗り替えた存在。鋭いビート、冷たい美学、氷室京介の声が、日本のロックを都会的で危険なものに見せました。

THE BLUE HEARTS
THE BLUE HEARTSは、パンクの衝動を誰にでも届く日本語へ変えたバンド。粗くて真っ直ぐな言葉が、青春の痛みと怒りをそのまま鳴らします。

RCサクセション
RCサクセションは、日本語ロックに色気、反骨、ユーモアを持ち込んだ重要バンド。忌野清志郎の声は、きれいごとではない自由を感じさせます。

THE STREET SLIDERS
THE STREET SLIDERSは、ブルースの匂いをまとった乾いたロックンロールが魅力。派手に叫ぶより、路地裏の熱をそのまま鳴らすような渋さがあります。

矢沢永吉
矢沢永吉は、日本のロックに大人の色気と生き様を持ち込んだ存在。ステージに立つ姿そのものが、ひとつのロック像になっていました。

浜田省吾
浜田省吾は、働く人の孤独や街の風景を、力強いロックとして描いたシンガーです。大きな時代の中で、個人の痛みを真っ直ぐ歌いました。

佐野元春
佐野元春は、都会のスピード感と文学的な言葉を結びつけたシンガー。ロックを若者の感性と街の物語へ引き寄せた存在でした。

サザンオールスターズ
サザンオールスターズは、遊び心と色気とロック感を、誰もが口ずさめるポップスに変えたバンド。軽さの奥に、時代を飲み込む強さがあります。

尾崎豊
尾崎豊は、若者の孤独や怒りを、あまりにも真っ直ぐに歌った存在。ロックというより、心の叫びそのものが音になっていました。

HOUND DOG
HOUND DOGは、熱い歌声と骨太なサウンドで、80年代の応援歌を鳴らしたバンド。拳を握って前に進むような力があります。

RED WARRIORS
RED WARRIORSは、華やかで荒っぽいロックンロールを鳴らしたバンド。80年代後半のバンド熱を、派手な色で加速させました。

甲斐バンド
甲斐バンドは、歌謡曲とロックの境界をまたぎながら、ドラマ性の強い歌を届けたバンド。男臭さと物語性が濃く残ります。

長渕剛
長渕剛は、むき出しの言葉と強い声で、時代の感情を引き受けたシンガー。フォークからロックへ向かう熱が、独自の重さを生みました。

松山千春
松山千春は、大きな声量とまっすぐなメロディで、人の心に深く届く歌を歌ったシンガー。ロックとは違う場所から、同じ時代の熱を支えました。

吉川晃司
吉川晃司は、アイドル性とロックの荒さを同時に持ち込んだ存在。ステージの動きや見せ方まで含めて、80年代らしい華があります。

氷室京介
氷室京介は、BOØWY以後のロックボーカル像を、ソロとしてさらに研ぎ澄ませた存在。クールな佇まいの奥に強い熱を感じます。

BARBEE BOYS
BARBEE BOYSは、男女ツインボーカルの掛け合いで、独特の緊張感を作ったバンド。ポップなのに毒があり、都会の夜の匂いがします。

REBECCA
REBECCAは、女性ボーカルの強い存在感で、80年代ロックポップを代表するバンド。明るさと切なさが同時に走るサウンドが魅力です。

UNICORN
UNICORNは、ロックバンドの形を借りながら、遊びと実験を大胆に持ち込んだ存在。ふざけているようで、演奏と発想はかなり鋭いです。

THE JUN SKY WALKER(S)
THE JUN SKY WALKER(S)は、バンドブームの青春感を強く感じさせる存在。仲間と走り出すような勢いが、80年代末の空気に重なります。

米米CLUB
米米CLUBは、音楽、笑い、ステージ演出をまとめてエンタメにしたバンド。ロックの枠を広げながら、観客を巻き込む力がありました。

爆風スランプ
爆風スランプは、コミック性と本気の演奏が同居したバンド。笑わせながら、気づけば熱い場所まで連れていく力があります。

PERSONZ
PERSONZは、透明感のあるボーカルとロックバンドの勢いを合わせた存在。80年代後半の明るさと切なさをきれいに残しています。

ZIGGY
ZIGGYは、グラムロック的な華やかさと不良っぽさを持つバンド。キャッチーなのに危うい、80年代末らしい匂いがあります。

X
Xは、速さ、激しさ、美しさを一気に持ち込んだバンド。後のヴィジュアル系へつながる衝撃を、80年代の時点で放っていました。

BUCK-TICK
BUCK-TICKは、暗さと美しさをロックの中で磨き上げたバンド。派手な時代の裏側にある、冷たい光のような存在感があります。

筋肉少女帯
筋肉少女帯は、文学、妄想、笑い、重いロックを混ぜ合わせた異色のバンド。変なことを本気でやる強さが、そのまま魅力になっています。

聖飢魔II
聖飢魔IIは、徹底した設定と確かな演奏力で、ロックをショーとして成立させたバンド。冗談の顔をしながら、音はかなり本気です。

LOUDNESS
LOUDNESSは、日本のハードロック、ヘヴィメタルを世界水準へ押し上げたバンド。音の圧と演奏力が、80年代ロックの強さを物語ります。

EARTHSHAKER
EARTHSHAKERは、メロディの強さとハードロックの熱を両立させたバンド。激しさの中に歌心があり、聴きやすさと重さが同居しています。

44MAGNUM
44MAGNUMは、80年代メタルシーンの華やかさと荒さを象徴するバンド。派手な見た目と硬いサウンドで、時代の熱を押し上げました。

SHEENA&THE ROKKETS
SHEENA&THE ROKKETSは、ロックンロールの衝動とポップなセンスを併せ持つバンド。乾いたギターと個性的なボーカルが、独特の色を作っています。

THE PRIVATES
THE PRIVATESは、ガレージロックやロックンロールの匂いを強く残すバンド。飾らない荒さがあり、時代の端で鳴っていた本物感があります。

ARB
ARBは、労働者の視点や社会への怒りを、硬派なロックとして鳴らしたバンド。派手さよりも、地面に足のついた重さがあります。

THE MODS
THE MODSは、ストリートの匂いをまとった硬派なロックバンド。疾走感と反骨心があり、都市の湿った熱を感じさせます。

ザ・ルースターズ
ザ・ルースターズは、めんたいロックの鋭さと危うさを代表するバンド。余計な飾りを削った音に、剥き出しの緊張感があります。

子供ばんど
子供ばんどは、ライブの熱量とロックンロールの楽しさを前面に出したバンド。難しいこと抜きに、音で押してくる勢いがあります。

横浜銀蝿
横浜銀蝿は、ツッパリ文化とロックンロールを結びつけた存在。時代の匂いが濃く、良くも悪くも80年代の街角が浮かびます。

フリクション
フリクションは、日本のニューウェイヴ、パンクの鋭い部分を担ったバンド。聴きやすさよりも、音の緊張感で勝負しています。

UP-BEAT
UP-BEATは、80年代後半らしいビート感と都会的なロックを鳴らしたバンド。軽快さの中に、バンドブームへ向かう勢いがあります。

葛城ユキ
葛城ユキは、ハスキーで力強い歌声が印象的なシンガー。ロックの熱と歌謡曲のドラマ性を、迫力ある声でつないでいます。

SHOW-YA
SHOW-YAは、女性だけのハードロックバンドとして、圧倒的な演奏と歌で存在感を示しました。華やかさではなく、実力で押し切る強さがあります。

渡辺美里
渡辺美里は、ポップスの明るさとロックの高揚感を結びつけたシンガー。80年代の前向きな感情を、大きなスケールで歌いました。

COMPLEX
COMPLEXは、吉川晃司と布袋寅泰による、短くも強烈なユニット。鋭いギターとスター性がぶつかり、独特の緊張感を生みました。

プリンセス プリンセス
プリンセス プリンセスは、ガールズバンドの存在感を大きく広げたバンド。親しみやすいメロディとバンドの力強さが、真っ直ぐ届きます。

THE ALFEE
THE ALFEEは、美しいコーラスとロックサウンドを組み合わせた独自の存在。ポップさと壮大さを同時に持ち、幅広い層に届きました。

THE BOOM
THE BOOMは、ロックを出発点にさまざまな音楽性へ広がっていったバンド。素朴なメロディの中に、遠くへ向かう風を感じます。

ECHOES
ECHOESは、言葉の強さとロックのまっすぐさを持ったバンド。社会や心の痛みを、分かりやすいメロディに乗せて届けました。

アン・ルイス
アン・ルイスは、歌謡曲の華やかさとロックの強さを併せ持ったシンガー。大人の色気と迫力で、女性ロックボーカルの印象を強く残しました。

JITTERIN’JINN
JITTERIN’JINNは、親しみやすいメロディと軽快なバンドサウンドで、80年代末から90年代へつながる空気を鳴らしました。明るさの中にクセがあります。
80年代ジャパニーズ・ロックについて
そう言われるほどに、薄氷のように見えていた時代。
力を抜くことを忘れ、
前に前に、
人の成長以上にビルが伸びていました。
分相応すら、どこにあるか分からず、
経済成長を持て余してしまったのです。
そんな時に聞こえてきたのが、
負けちゃいないと叫ぶ声だったのです。
自分たちは小さくない。
なにも怖気つくことはない。
お金だけが価値じゃない。
何も持たない者にとって、
その力強さが心を震わせたのです。
80年代、
一番低い場所から鳴り響いた轟音。
焼けるほど感情を燃やし尽くして、
その瞬間を謳歌する。
止まることを知らない社会に駆られるように、
叫んだのです。


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