70年代アイドル50 – 目の前でスターが生まれた時代
まだ何がアイドルかも分からず、きれいに見せる方法すら模索していました。
人を惹き付ける魅力を探していたからこその荒々しさ。
ありえないほどの力技で、かき鳴らすサウンドに立ち向かうように歌う。
今では考えられない、実験のような音が飛び交う中での生歌。
一度でも聞いたら忘れられない、でたらめなサウンド。
それでも歌声は一級、アイドルなんて言えないほど上手いのが当たり前だったのです。
70年代アイドルのトップ曲
ピンク・レディー – UFO
そんな女の子に憧れてしまうのは、男も女も同じでした。
世の長髪男子も心を掴まれてしまう。
そんな国民的大スターへと駆け上がったのが、ピンク・レディーです。
ミー派か、ケイ派か。
学校ではそんな話で盛り上がり、お茶の間では夢中になって振り付けを真似しました。
女の子はテレビに映る華やかなステージに憧れ、
男の子は、その圧倒的な存在感に胸を躍らせました。
そして、一度聴けば頭から離れない、でたらめで癖になる『UFO』サウンド。
気が付けば鼻歌で歌ってしまう。
あれから何十年経った今でも、それは変わりません。
収録アーティストリスト

南沙織
沖縄から来た新しい風をまとい、70年代アイドル像を大きく変えた存在。健康的な明るさと異国感が、テレビの中で強く残る。

小柳ルミ子
和の情緒とアイドル性を結びつけ、70年代初頭の女性スター像を広げた存在。歌の上手さと華やかさが同時に立っている。

天地真理
白雪姫的な清純イメージで、テレビアイドルの原型を作った存在。明るい笑顔と親しみやすさで時代を包んだ。

麻丘めぐみ
髪型、振付、声の可愛さまで含めて記憶された王道アイドル。70年代の「可愛い」を形にした存在。

山口百恵
少女アイドルから物語を背負う表現者へ変わった存在。沈黙や陰りまで魅力に変える、70年代屈指のスター。

浅田美代子
ドラマ発のテレビアイドル現象を象徴する存在。歌の危うさまで含めて、時代の空気として愛された。

桜田淳子
花の中三トリオの明るい正統派。弾む声と親しみやすい存在感で、70年代の青春を運んだ。

森昌子
演歌寄りの確かな歌唱力を持ち、花の中三トリオの要となった存在。アイドルと本格歌手の境界を自然に越えた。

あべ静江
アナウンサー的な知性と、歌謡曲の淡い色気が混ざる存在。大人びた空気で70年代女性歌謡に独自の色を残した。

太田裕美
少女の声で都会と地方の物語を歌い切った存在。アイドルというより、70年代の情景そのものを運ぶ歌声だった。

岩崎宏美
アイドル棚に収まらない歌唱力で、女性歌謡の強度を一段上げた存在。伸びやかな声の力が圧倒的。

榊原郁恵
健康的な明るさとテレビ映えで、70年代後半を代表した存在。親しみやすく、画面に出るだけで場が弾む。

石野真子
80年代アイドルへつながる可愛さと安定した歌の力を持つ存在。明るさの中に芯の強さがある。

キャンディーズ
親しみやすさ、コーラス、キャラクターの完成度が高い三人組。70年代のグループアイドルを代表する存在。

ピンク・レディー
歌、振付、衣装、テレビ映えまで一体化させ、アイドルを国民的イベントに変えた二人組。70年代の熱狂そのもの。

平山みき
独特の声と洒落た歌謡感で、アイドルと大人歌謡の境界に立った存在。一度聴くと忘れにくい個性がある。

小林麻美
モデル的な美しさと儚い声で、CM時代の前夜を感じさせる存在。派手さよりも空気で残るタイプのスター。

木之内みどり
女優性とアイドル性を兼ねた、70年代後半の青春スター。清潔感と影のある雰囲気が同時にある。

アン・ルイス
のちのロック姐御感の前に、歌謡アイドルとしての完成度を見せた存在。華やかさと強さの芽がすでにある。

アグネス・チャン
香港から来た清楚なアジアンアイドル。透明感のある声と異国感で、70年代のテレビに新しい色を入れた。

岡田奈々
ドラマと歌の両方で記憶される清純派アイドル。静かな可憐さと画面映えする存在感を持っていた。

山本リンダ
アイドルから肉体的なスターへ変身した、振付と熱量の怪物。70年代の濃さを全身で表した存在。

安西マリア
グラマラスな存在感と歌謡曲の熱が直結したセクシーアイドル。70年代らしい濃い華を放っている。

高田みづえ
新人らしい清潔感と歌の芯の強さが同居する存在。派手すぎないのに、歌声がしっかり残る。

伊藤咲子
明るい声量と青春感を持つ、歌唱力のあるアイドル。真っ直ぐな声の強さで70年代を駆けた。

石川ひとみ
澄んだ声と親しみやすい可憐さで、70年代末から80年代へ橋をかけた存在。清潔感のある歌声がまっすぐ残る。

ビューティ・ペア
女子プロレスとアイドル文化を接続した、70年代ならではの熱狂枠。歌もキャラクターも時代の勢いで突き抜けた。

松本ちえこ
CM的な可愛さと歌謡曲の軽さが合体した人気者。親しみやすい表情とキャッチーさで記憶に残る。

リンリン・ランラン
双子アイドル的な企画性と異国風味の濃さで印象を残した存在。70年代のテレビらしい面白さがある。

桑江知子
70年代末の爽やかな空気を運んだ存在。歌謡曲からニューミュージックへ移る手前の軽やかさがある。

岡崎友紀
テレビドラマから出てきた、70年代前半の明るいスター。親しみやすさと可憐さでお茶の間に残った。

優雅
宝塚的な華やかさと歌謡曲が混ざる個性派。正統派アイドルとは違う舞台感を持っている。

中原理恵
都会的な色気とテレビ向きのスター性を持つ境界線アイドル。70年代末の大人びた空気をまとっている。

大場久美子
歌唱力よりもテレビアイドル現象として強い存在。可愛さとキャラクター性で時代の記憶に残る。

香坂みゆき
若くして大人びた雰囲気を持つ早熟アイドル。可愛さの奥に、少し落ち着いた陰影がある。

片平なぎさ
女優の印象が強いが、デビュー時はアイドル歌手としても成立した存在。清純さと芯の強さが同居している。

林寛子
明るく弾むテレビアイドル歌謡を体現した存在。70年代中盤らしい軽さと親しみやすさがある。

秋ひとみ
70年代末の少し洒落たアイドル歌謡を担った存在。派手ではないが、境界線の味がある。

アグネス・ラム
初代グラビア女神として知られ、歌謡曲側にも接続した存在。CMとグラビアの時代を象徴する。

夏目雅子
女優・CM美女が一瞬だけ歌謡曲側に現れた境界線枠。強烈な美しさと存在感で記憶に残る。

相本久美子
明るさと親しみやすさで、70年代後半のテレビアイドルらしさを持った存在。素直な可愛さが画面に残る。

荒木由美子
強めのビートと健康的な存在感で、70年代後半のアイドル歌謡に勢いを加えた存在。はつらつとした魅力がある。

ザ・リリーズ
双子デュオならではの可憐さと一体感で、70年代アイドル文化に独自の色を残した存在。並んだ姿そのものが強い。

トライアングル
三人組アイドルの軽やかさと華やかさを持った存在。テレビ歌謡らしい明るさと企画性が70年代後半らしい。

ゴールデンハーフ
ハーフタレントの華やかさとバラエティ感を歌謡曲へ持ち込んだ存在。70年代テレビ文化の濃さを象徴する。

高見知佳
明るい表情と少し大人びた歌謡感で、70年代末から80年代へ向かう空気をまとった存在。テレビ映えが強い。

井上望
清楚でまっすぐな雰囲気を持つ、70年代末の正統派アイドル。派手さよりも素直な歌声が残る。

能瀬慶子
70年代末の勢いと少し不思議な存在感を持ったアイドル。強い個性とテレビ的な面白さがある。

ギャル
黒木真由美、石江理世、目黒ひとみによるユニット。華やかさと企画性で、70年代アイドルの幅を広げた存在。

三木聖子
清楚な雰囲気と儚さをまとったアイドル歌手。後に歌い継がれる楽曲を、70年代の少女感で残した存在。
70年代アイドルについて
生演奏は歌と張り合うように鳴り響き、一瞬のミスさえ全国に流れてしまう。
それを乗り越えて初めて、アイドルと呼ばれる時代でした。
多くのスターが『スター誕生!』から生まれています。
テレビは夢の向こう側であり、
今まさに起きている現実でもありました。
華やかなステージも、
デビューの瞬間も、
泣き笑いも、
すべてが生放送。
見ている人と同じ時間を刻みながら、
日本中がひとつの番組を見つめていました。
だからこそ強く心を惹きつけられ、
ブラウン管の向こうで生まれた一瞬は、
今も忘れられない思い出として残っています。
あの小さなブラウン管は、間違いなく夢の箱でした。


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