2000年代男性ボーカルヒット50 – ひらに舞う心の声
勢いだけで走り続けた時代を経て、「このままでいいのか」という空気が社会全体に広がり、音楽もまた、等身大の自分や日々の暮らしへと目を向け始めました。
傷んだ日本に寄り添いながら、日本という国や、そこで生きる人々の姿を強く意識し始めたのもこの時期です。
ちっぽけであるがゆえの強さ。万能ではないことの豊かさ。当たり前の日常こそが、何よりも美しい。
背伸びした派手さや憧れを追いかける歌は、やがて日常の不安や孤独、その中に残された小さな希望を描く歌へと変わっていきます。
そうして2000年代には、人の心に静かに寄り添い、時代を越えて残り続ける数多くの名曲が生まれたのです。
2000年代男性ボーカルトップ曲
Mr.Children – HANABI
我に返った時、気づくのは空虚な感情と、理想とはあまりにもかけ離れた現実。
振り返るほど何も成し遂げられていない。
前を向こうとするほど、自分には何もないことを思い知らされる。
一瞬だけ輝いた時代のあと、人々はその喪失感を抱えながら歩き続けた。
だからこそ、あの時代には数々の名曲が生まれた。
その理由がわかる一曲。
2000年代男性ボーカルアーティストリスト

福山雅治
俳優、ラジオパーソナリティとしても幅広く活躍し、落ち着いた歌声と大人の情景を描く作品で長く支持されるシンガーソングライター。

平井堅
繊細なファルセットと深みのある歌声を持ち、R&Bから壮大なバラードまで豊かな表現力で聴かせるシンガーソングライター。

CHEMISTRY
堂珍嘉邦と川畑要によるボーカルデュオ。異なる個性の声が美しく重なるハーモニーで、男性R&Bを広く浸透させた。

EXILE
歌とダンスを一体化した大人数のエンターテインメントを築き、ボーカルとパフォーマーという編成を日本の音楽シーンに定着させたグループ。

コブクロ
小渕健太郎と黒田俊介によるデュオ。対照的な二人の歌声と、日常や人生を丁寧にすくい上げる言葉で幅広い世代に支持される。

ゆず
横浜・伊勢佐木町での路上ライブから歩み始めたフォークデュオ。親しみやすい旋律と二人のハーモニーで、日常に寄り添う歌を届け続ける。

スキマスイッチ
大橋卓弥と常田真太郎による音楽ユニット。情景の浮かぶ歌詞、緻密な曲作り、伸びやかな歌声を生かしたポップスで知られる。

GReeeeN
歯科医師として働きながら顔を公表せず活動してきたボーカルグループ。まっすぐな言葉と親しみやすい旋律で青春や人生を歌う。

レミオロメン
藤巻亮太、前田啓介、神宮司治によるロックバンド。季節や風景を感じさせる言葉と、静けさから大きく広がるサウンドが持ち味。

森山直太朗
独特の透明感と力強さを併せ持つ歌声で、日本語の響きや四季の情景を丁寧に伝えるシンガーソングライター。

FUNKY MONKEY BABYS
八王子を拠点に活動した音楽グループ。語りかけるような歌とラップ、親しみやすいメロディーで応援や恋愛をまっすぐ表現した。

flumpool
大阪で結成されたロックバンド。山村隆太の爽やかで伸びのある歌声と、青春の迷いや希望を描く親しみやすい楽曲で支持を集めた。

河口恭吾
柔らかく温かな歌声と、身近な風景や感情を丁寧に描く作風を持つシンガーソングライター。

清水翔太
ソウルやR&Bを土台に、卓越した歌唱力と等身大の言葉で愛や故郷を歌うシンガーソングライター。

ゴスペラーズ
五人の声を生かした精緻なハーモニーで、アカペラからR&B、ポップスまで歌いこなす男性ボーカルグループ。

ウルフルズ
トータス松本を中心に、関西らしい人間味と豪快なバンドサウンドで、喜怒哀楽をまっすぐ歌うロックバンド。

D-51
沖縄出身の男性ボーカルデュオ。明るく伸びやかな歌声と爽快なハーモニーで、前向きなメッセージを届ける。

B'z
松本孝弘と稲葉浩志によるロックユニット。鋭いギターと圧倒的なボーカル、緊張感のあるステージで日本のロックを牽引してきた。

小田和正
澄み切った高音と端正なメロディーで、愛や人生の機微を静かに歌い続けるシンガーソングライター。

Mr.Children
桜井和寿の歌声と言葉を軸に、日常の葛藤や希望を大きな旋律へ昇華し、長く第一線を走るロックバンド。

サザンオールスターズ
桑田佳祐を中心に、ロック、歌謡曲、ラテンなどを自在に混ぜ合わせ、日本の風景と時代を歌い続けるバンド。

桑田佳祐
サザンオールスターズの中心人物として、独特の歌声と言葉遊び、洋楽と日本語歌謡を融合した音楽を築いたシンガーソングライター。

ポルノグラフィティ
岡野昭仁の鮮烈なボーカルと新藤晴一の言葉・ギターを軸に、疾走感と物語性を備えた楽曲を届けるロックバンド。

BUMP OF CHICKEN
藤原基央の繊細な言葉と歌声を中心に、孤独や弱さを物語として描き、聴き手の心へ深く寄り添うロックバンド。

ASIAN KUNG-FU GENERATION
鋭いギターサウンドと後藤正文の切実な歌声で、焦燥や社会への視線を鳴らす日本語ロックバンド。

ORANGE RANGE
沖縄で結成され、複数ボーカルとロック、ヒップホップ、ポップスを混ぜた自由でにぎやかな音楽を広めたバンド。

Aqua Timez
太志の率直な言葉と温かな歌声を軸に、青春の迷い、痛み、希望を丁寧に歌ったロックバンド。

FLOW
二人のボーカルと勢いあるバンドサウンドを武器に、ライブ感あふれる楽曲で国内外のアニメファンにも支持されるロックバンド。

UVERworld
滋賀で結成され、TAKUYA∞の力強い歌声とロック、電子音、ラップを交差させた密度の高いサウンドで知られるバンド。

MONGOL800
沖縄発のスリーピースバンド。簡潔で力強い演奏とまっすぐな言葉で、インディーズの枠を越えて多くの若者へ届いた。

HY
沖縄出身のバンド。男女それぞれの歌声と、恋愛や日常を率直に描く言葉、沖縄らしい温度を持つ楽曲で親しまれる。

175R
北九州で結成されたパンクロックバンド。短く疾走する演奏と前向きな言葉で、青春パンクの熱を広く届けた。

ロードオブメジャー
テレビ番組をきっかけに結成されたロックバンド。真っ直ぐな歌声と疾走感のある演奏で、青春の不安と決意を鳴らした。

クレイジーケンバンド
横山剣を中心に、歌謡曲、ソウル、ファンク、ロックを混ぜ、港町と大人の色気を独自の言葉で描くバンド。

RADWIMPS
野田洋次郎の独創的な言葉と旋律を中心に、個人的な感情から大きな物語まで自在に広げるロックバンド。

サンボマスター
山口隆の叫ぶような歌声と熱い演奏で、愛や肯定を正面から訴えかけるロックバンド。

スピッツ
草野マサムネの透明な歌声と、日常と幻想が交わる言葉、端正なバンドサウンドで長く愛されるロックバンド。

フジファブリック
独特の言葉と旋律、情景を揺らすバンドアレンジで、季節や街の記憶を鮮やかに残すロックバンド。

くず
宮迫博之と山口智充による音楽デュオ。テレビ番組から生まれ、二人の歌唱力と素朴で力強いハーモニーで親しまれた。

Hilcrhyme
新潟で結成され、ラップと親しみやすい歌の旋律を組み合わせ、季節や恋愛を身近な言葉で描く音楽ユニット。

Dragon Ash
降谷建志を中心に、ロック、ヒップホップ、ラテンなどを融合し、日本のミクスチャーシーンを切り開いたバンド。

RIP SLYME
複数MCの軽快な掛け合いと洗練されたトラックで、日本語ラップを明るく身近なポップスとして広めたヒップホップグループ。

KICK THE CAN CREW
KREVA、LITTLE、MCUによるヒップホップグループ。三人の個性的なマイク回しと親しみやすい楽曲で日本語ラップを広げた。

ケツメイシ
ラップと歌を自然に行き来し、恋愛、友情、人生の節目を温かさとユーモアのある言葉で描く音楽グループ。

SEAMO
名古屋を拠点に、ユーモアあるラップと率直な歌心を併せ持ち、恋愛や人生を親しみやすく伝えるアーティスト。

SOUL'd OUT
Diggy-MO'、Bro.Hi、Shinnosukeによるグループ。高速ラップ、独自の発音、緻密なトラックで唯一無二の音像を作った。

HOME MADE 家族
名古屋で結成されたヒップホップグループ。温かなメッセージと三人の親しみやすい掛け合いで、家族や仲間への思いを歌う。

nobodyknows+
名古屋発のヒップホップグループ。複数MCのにぎやかな掛け合いと勢いある楽曲で、会場全体を巻き込む楽しさを生んだ。

Def Tech
ShenとMicroによるユニット。英語と日本語、レゲエやサーフミュージックを自然に交ぜ、肩の力を抜いた前向きな音楽を届ける。

湘南乃風
四人の個性ある歌声とレゲエを軸に、恋愛、仲間、人生を熱く率直な言葉で歌うグループ。
2000年代男性ボーカルとは
欲望でギラついた泡沫の夢は弾け、勢いのまま駆け抜け、その残照さえ消えていった。
そこにたった一つ残ったもの。 誰よりも、何よりも大切にしたかった、人の心。
耳を澄ませば聞こえる、小さくても確かな心の声。
その声は、やがて数え切れないほどの歌になった。
不器用な感情にある無限とも言える価値に気がついた時、
名曲が生まれた。