バブル崩壊後の暗黒不景気。
それを打ち消すほどの、まばゆい輝き。
その両面を見れば見るほど不安は募り、
届かぬ夢は、より一層まぶしく輝いていくのです。
そんな時代に、夢を全部背負ったのがエンターテイメントでした。
煤けていく現実を覆い隠すような濁流と一緒に、
私たちは何かに熱狂したのです。
その熱狂を背負ったのが、
この時代のトップアーティストたちでした。
90年代男性ボーカルトップソング
Mr.Children – Tomorrow never knows
掴みたいものが何なのかも分からないまま、
無数の欲望が作り出した世の中を、残酷なほど映し出していました。
刹那の瞬間、人間の愚かさまで映し出すような歌詞。
流れていく時代を受け入れることで、誰もが前に進んでいたのです。
まるでチキンレースのように、前へ、前へ。
その先に希望があると信じて、進んだのです。
その強さと弱さを癒すように歌う「Tomorrow never knows」は、
この時代の鎮魂歌。
たくさんの痛みとともに、
それでもこの歌詞は、沢山の人の声にならない言葉として胸の奥に届いたのです。
注目の男性アーティストリスト

KAN
やさしいメロディとまっすぐな言葉で、誰かを励ます名曲を残したシンガーソングライター。

徳永英明
透明感のある歌声で、切なさと希望を同時に届けたバラードの名手。

BEGIN
南の風を感じる温かいサウンドで、心に残る歌を届け続けるバンド。

CHAGE & ASKA
圧倒的な歌唱力とスケール感で、90年代前半を席巻した伝説的デュオ。

槇原敬之
日常の景色を宝物に変える、90年代を代表するシンガーソングライター。

小田和正
澄んだハイトーンと美しいメロディで、世代を超えて愛される名曲を生んだ存在。

J-WALK
大人の切なさと夏の記憶を歌わせたら忘れられない、渋いポップロックバンド。

大事MANブラザーズバンド
「負けないこと」のフレーズで、日本中を励ました応援歌の象徴。

米米CLUB
ポップ、ファンク、笑い、ショーアップを全部まとめて楽しませた唯一無二のバンド。

WANDS
ビーイング系ポップロックの中心として、90年代前半を駆け抜けたバンド。

サザンオールスターズ
夏も恋も人生も、全部を歌にしてしまう国民的ロックバンド。

THE BOOM
民謡や島の響きをポップスへつなぎ、深い余韻を残したバンド。

織田哲郎
90年代J-POPの裏側まで支えた、歌えて作れるヒットメーカー。

中西保志
大人の恋と別れを静かに染み込ませる、名バラードの歌い手。

藤井フミヤ
チェッカーズ後も強い存在感を放ち、甘く切ない名曲を届けたボーカリスト。

B’z
圧倒的なロックサウンドと歌声で、日本の音楽シーンを塗り替えたモンスターユニット。

DEEN
爽やかでまっすぐな歌声が、90年代ポップロックの記憶に残るバンド。

スターダストレビュー
美しいハーモニーと確かな演奏で、長く愛される名曲を届ける実力派バンド。

山根康広
まっすぐな愛を歌い上げる、90年代バラードの記憶に残るシンガー。

Mr.Children
時代の迷いや希望まで歌にした、90年代を代表するロックバンド。

シャ乱Q
泥くささと哀愁をポップに鳴らし、カラオケ時代にも強く残ったバンド。

X JAPAN
美しさと激しさを極限まで高め、ヴィジュアル系の歴史を作った伝説。

スピッツ
やわらかな声と不思議な言葉で、今も色あせない名曲を生み続けるバンド。

FIELD OF VIEW
爽快なメロディで、90年代の風をまっすぐ運んだボーカルバンド。

ウルフルズ
明るさと泥くささを武器に、聴く人の気持ちを一気に上げるロックバンド。

福山雅治
俳優としても歌手としても時代の顔になった、幅広く愛されるシンガーソングライター。

真心ブラザーズ
力の抜けた格好よさと遊び心で、90年代らしい空気を残したユニット。

布袋寅泰
鋭いギターと圧倒的な存在感で、ロックの格好よさを見せつけたアーティスト。

玉置浩二
日本屈指の歌唱力で、聴く人の心を丸ごと持っていくボーカリスト。

THE YELLOW MONKEY
妖しさと華やかさをまとい、90年代ロックに強烈な色を付けたバンド。

奥田民生
肩の力が抜けているのに格好いい、独自の味を持つシンガーソングライター。

久保田利伸
日本のポップスにR&Bの香りを強く持ち込み、洗練された歌を響かせた存在。

GLAY
青春とロックと大合唱をまとめて背負った、90年代後半を代表するバンド。

河村隆一
独特の美意識と甘い歌声で、ソロでも強い印象を残したボーカリスト。

エレファントカシマシ
不器用で熱くて人間くさい歌を鳴らす、日本ロックの魂のようなバンド。

ゆず
路上から時代へ飛び出した、温かくてまっすぐなフォークデュオ。

SIAM SHADE
高い演奏力と勢いで、アニメ世代にも強く刺さったロックバンド。

山崎まさよし
孤独とやさしさを同時に感じさせる、忘れがたい声を持つシンガーソングライター。

L’Arc-en-Ciel
華やかで鋭いサウンドと歌声で、90年代後半のロックシーンを大きく動かしたバンド。

T.M.Revolution
強烈なビジュアルと高エネルギーな歌で、90年代後半を派手に駆け抜けた存在。
90年代の日本の男性ポップスについて
みんな違う温度で、違う景色で、違う音色で、
90年代という世界に、自らの思いを叩きつけたのです。
変えたくても変えられない現実に、一泡吹かせるように、
無我夢中でその先を目指したのです。
誰もが走り続けなければふるい落とされる、
激流そのものの時代。
勝者こそ絶対という価値観の中で、
抑えきれないエネルギーは、やがて分散し始めます。
その時、前に出てきたのが「ヴィジュアル系」でした。
男臭さは徐々に薄れ、華々しいイケメンへと変わっていく。
時代の潮流が大きく変わっていったのが、90年代なのです。

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