80年代は、初めて電子音が家庭に入り込んできた時代でした。

でも当時は、未来の音というより、どこか安っぽい音にも聞こえたのです。
 
なぜでしょう?
 
それは「ファミコン」です。

そこで鳴っていた「ピコピコ」音こそ、最初に触れたテクノっぽい音だったのです。

だから「なんかファミコンっぽい」、そんな評価になることもありました。
 
しかし、そのピコピコサウンドには、一度聴くと忘れられない妙な中毒性があります。
 
耳に残ってしまう音。

それを歌に持ち込んだのが「テクノポップ」なのです。

奇妙で、軽くて、でも忘れられない音の実験室。
 
それこそが「テクノポップ」の真髄なのです。

収録曲を見る(40曲)
  1. YMO「RYDEEN」
  2. 細野晴臣「Sports Men」
  3. 矢野顕子「春咲小紅」
  4. プラスチックス「Top Secret Man」
  5. P-MODEL「美術館で会った人だろ」
  6. ヒカシュー「20世紀の終りに」
  7. 一風堂「すみれ September Love」
  8. 荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」
  9. Wink「淋しい熱帯魚」
  10. C-C-B「Romanticが止まらない」
  11. イモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」
  12. ジューシィ・フルーツ「ジェニーはご機嫌ななめ」
  13. 原田真二「Modern Vision」
  14. 岡村靖幸「聖書」
  15. 戸川純「好き好き大好き」
  16. ゲルニカ「銀輪は唄う」
  17. ビートたけし「OK! マリアンヌ」
  18. ヴァージンVS「星空サイクリング」
  19. 有頂天「BYE-BYE」
  20. 中森明菜「禁区」
  21. 松田聖子「天国のキッス」
  22. 斉藤由貴「土曜日のタマネギ」
  23. 真鍋ちえみ「ロマンティックしましょう」
  24. スターボー「ハートブレイク太陽族」
  25. 伊藤つかさ「恋はルンルン」
  26. コスミック・インベンション「コンピューターおばあちゃん」
  27. 榊原郁恵「ROBOT」
  28. 牧野アンナ「Love Song 探して」
  29. 飯島真理「愛・おぼえていますか」
  30. 松谷祐子「ラムのラブソング」
  31. 安田成美「風の谷のナウシカ」
  32. 太田貴子「デリケートに好きして」
  33. A-JARI「SHADOW OF LOVE」
  34. PINK「Private Story」
  35. PSY・S「Angel Night」
  36. MELON「P.J.」
  37. 立花ハジメ「H」
  38. コシミハル「L'amour Toujours」
  39. パール兄弟「ヨーコ分解」
  40. SOFT BALLET「BODY TO BODY」
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テクノポップ・ニューウェイヴのトップ曲

YMO – RYDEEN

「RYDEEN」とは一体何なのだろう?

この曲を聴くたびに、「テクノポップ」が何なのか分からなくなります。
 
当時の未来感を感じさせる疾走感や気持ちよさの中に、変な音が混ざっている。

それを感じ取ると、何だこれ、という感覚になるのです。
 
お遊びなのか本気なのか、それが分からなくなってくるんです。
 
そして、なぜか「ファミコン」の世界で宇宙を疾走しているような気分になってきます。
 
なぜか「スターソルジャーのパワーアップ」のBGMを思い出します。
 
その爽快感と疾走感で、どちらもテンションが上がるんです。
 
当時の大人と子どもは、それぞれ違う場所から「テクノサウンド」の影響を受けていたのかもしれません。


注目のテクノポップ・ニューウェイヴアーティストリスト

YMO

YMO

YMOは、日本のテクノポップを世界へ押し出した象徴的なユニット。緻密な電子音と遊び心を同時に鳴らし、未来感そのものをポップに変えました。


Haruomi Hosono

細野晴臣

細野晴臣は、ロック、南国音楽、電子音楽を自在に横断する音の探検家。重く深い音作りの奥に、どこか不思議な軽さがあります。


Akiko Yano

矢野顕子

矢野顕子は、ピアノ、歌、言葉の跳ね方が独特な音楽家。テクノ的な音の中でも、人間の体温と自由なリズムを失わない存在です。


Plastics

プラスチックス

プラスチックスは、ファッション、アート、ニューウェイヴの感覚を日本のポップスへ持ち込んだバンド。チープに見える音を、洒落た遊びへ変えました。


P-MODEL

P-MODEL

P-MODELは、平沢進を中心に電子音とロックの尖った感覚を押し広げたバンド。乾いた音と異物感で、普通のポップスからはみ出しています。


Hikashu

ヒカシュー

ヒカシューは、演劇的な声、変なリズム、不思議なユーモアでニューウェイヴを鳴らしたバンド。理屈より先に、妙なクセが耳に残ります。


Ippu-Do

一風堂

一風堂は、土屋昌巳の美意識が光るニューウェイヴ寄りのバンド。日本の歌謡感とUK的な洗練が混ざり、80年代らしい洒落た空気を作りました。


Yoko Oginome

荻野目洋子

荻野目洋子は、ダンス感覚と明るい歌声で80年代ポップスを盛り上げたシンガー。電子的なビートを茶の間の華やかさへ変えた存在です。


Wink

Wink

Winkは、無表情に近い佇まいと機械的な美しさで80年代末を象徴した女性デュオ。アイドルなのにどこか冷たい、その距離感が強い個性です。


C-C-B

C-C-B

C-C-Bは、カラフルな見た目と軽快な電子音で80年代のテレビ的な楽しさを鳴らしたバンド。ポップで明るいのに、妙に耳から離れません。


Imokin Trio

イモ欽トリオ

イモ欽トリオは、バラエティ番組の勢いから生まれた80年代らしい存在。笑いと音楽とテレビの空気が、そのままポップスになっています。


Juicy Fruits

ジューシィ・フルーツ

ジューシィ・フルーツは、テクノポップとロックの軽さをポップにまとめたバンド。どこかおもちゃっぽい音の中に、鋭いセンスがあります。


Shinji Harada

原田真二

原田真二は、70年代から続くポップセンスを80年代の音へ接続したシンガーソングライター。甘さと実験性の間を軽やかに動ける存在です。


Yasuyuki Okamura

岡村靖幸

岡村靖幸は、ファンク、ポップ、電子音、過剰な自意識を一気に混ぜる表現者。気持ち悪さと格好良さが同時に来る、かなり独特な存在です。


Jun Togawa

戸川純

戸川純は、かわいさ、不気味さ、演劇性をひとつの声に詰め込んだ表現者。普通の歌手紹介では収まらない、80年代サブカルの強烈な象徴です。


Guernica

ゲルニカ

ゲルニカは、戸川純、上野耕路、太田螢一による濃密なユニット。レトロな幻想と人工的な音を組み合わせ、時代から少しズレた異世界を作りました。


Beat Takeshi

ビートたけし

ビートたけしは、芸人、俳優、映画人として知られながら、歌でも独特の存在感を残した人。うまさよりも、妙な味と時代の空気で聴かせます。


Virgin VS

ヴァージンVS

ヴァージンVSは、あがた森魚を中心にした不思議なポップ感覚のバンド。ニューウェイヴの軽さと懐かしさが混ざる、少し変わった肌触りがあります。


Uchoten

有頂天

有頂天は、ケラを中心にしたナゴム系ニューウェイヴの代表格。軽薄さ、ひねくれ、ポップさが同居し、80年代の地下の面白さを感じさせます。


Akina Nakamori

中森明菜

中森明菜は、アイドルの枠を超えて表情、声、衣装までを作品化した歌手。電子的なアレンジの中でも、感情の影を濃く残せる存在です。


Seiko Matsuda

松田聖子

松田聖子は、80年代アイドルポップの中心にいた存在。明るさと透明感をまといながら、電子音の時代にも自然に乗れる軽やかさがあります。


Yuki Saito

斉藤由貴

斉藤由貴は、文学的な空気と不思議な透明感を持つ歌手・俳優。かわいさだけではなく、少し夢の中にいるような浮遊感が魅力です。


Chiemi Manabe

真鍋ちえみ

真鍋ちえみは、細野晴臣周辺の実験的なポップ感覚と結びついたアイドル。王道から少し外れた電子音の面白さをまとっています。


Starbow

スターボー

スターボーは、宇宙的な設定とアイドル性を組み合わせた異色のグループ。80年代の企画力と電子音の珍妙さがそのまま出ています。


Tsukasa Ito

伊藤つかさ

伊藤つかさは、素朴でやわらかい声を持つ80年代アイドル。派手な電子音の中に置かれると、逆に不思議な浮遊感が生まれます。


Cosmic Invention

コスミック・インベンション

コスミック・インベンションは、子どもたちによるテクノポップバンドとして強い個性を残した存在。電子音の未来感と無邪気さが直結しています。


Ikue Sakakibara

榊原郁恵

榊原郁恵は、明るく健康的な存在感でテレビの時代を支えたアイドル。電子音や企画色の強い曲でも、茶の間に届く親しみやすさがあります。


Anna Makino

牧野アンナ

牧野アンナは、ゲーム音楽と歌謡ポップが交差する場所に立つ存在。80年代の電子音が、子どもの記憶へ入り込んでいく感覚があります。


Mari Iijima

飯島真理

飯島真理は、アニメ、アイドル、シンガーソングライター性を結びつけた80年代の重要な歌手。透明な声に、作品世界を背負う強さがあります。


Yuko Matsutani

松谷祐子

松谷祐子は、アニメソングの明るさと80年代ポップスの軽さをつなぐ歌手。キャラクター性の強い世界にも、自然に入っていける声があります。


Narumi Yasuda

安田成美

安田成美は、俳優としての透明感と素朴な歌声で印象を残した存在。技術よりも、作品の空気に残る不思議な儚さがあります。


Takako Ota

太田貴子

太田貴子は、魔法少女アニメとアイドルポップを結びつけた80年代らしい存在。甘く軽い声が、電子音のきらめきとよく合います。


A-JARI

A-JARI

A-JARIは、80年代後半のバンドブーム前夜を感じさせるグループ。ロックの熱とポップなシンセ感が混ざり、都会的な勢いがあります。


PINK

PINK

PINKは、ロック、ファンク、ニューウェイヴ、電子音を濃く混ぜ合わせたバンド。日本の80年代サウンドの中でも、かなり硬派で先鋭的な存在です。


PSY・S

PSY・S

PSY・Sは、松浦雅也のサウンドとCHAKAの声が生んだ洗練されたポップユニット。電子音なのに冷たすぎず、都市的な明るさがあります。


MELON

MELON

MELONは、ファンク、ニューウェイヴ、ファッション感覚を混ぜたスタイリッシュなユニット。80年代の遊び心と都会の軽さを感じさせます。


Hajime Tachibana

立花ハジメ

立花ハジメは、グラフィック感覚と音楽を横断するアーティスト。音をデザインするような感覚があり、ニューウェイヴの見た目まで鳴らしています。


Miharu Koshi

コシミハル

コシミハルは、クラシカルでヨーロッパ的な香りを持つシンガーソングライター。電子音の中にも、退廃的で上品な物語性があります。


Pearl Brothers

パール兄弟

パール兄弟は、サエキけんぞうを中心にしたひねくれたポップバンド。言葉遊びとニューウェイヴ感覚で、普通の歌謡ポップから外れていきます。


SOFT BALLET

SOFT BALLET

SOFT BALLETは、80年代末から90年代へ向かう電子音の硬さを感じさせるユニット。テクノポップの軽さより、インダストリアルな重さをまとっています。


80年代テクノポップ・ニューウェイヴについて

テクノポップ」の特集で色々聴いていく間に驚くのが、これもあれも「テクノポップ」という事実です。
 
「小室哲哉」のサウンドも進化したテクノですし、当時のアニメソングはかなりテクノです。
 
どんどん進化していく「シンセ」の音もテクノ、そう思うと日常に浸透してるサウンドなんですね。

それを今は「テクノポップ」と呼ばないだけ。

当たり前になったからこそ、ジャンルとしては見えなくなったのかもしれません。
 
特に現代のAIで作る曲なんてのは最先端、生歌に近い「テクノサウンド」と言っていいものです。
 
しかし原点とも言える曲たちは、個性的でやっぱり別物。
 
尖ってるからこそ、この時代にしかない音に聞こえるんです。

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